市営バス次期経営戦略の策定(その1)

更新日 2020.07.06

こんにちは。

高槻市自動車運送事業管理者の西岡です。

 

令和2年もはや7月となり、梅雨らしい天候が続いていますが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。

 

今年は、全世界的な新型コロナウイルスの感染拡大により、皆さんの暮らしの中でも様々な不自由を感じておられると思いますが、市営バスでは、市で取り組んでいる「高齢者の命を守る!新型コロナ防衛アクション」に協力してまいりますので、高齢者に座席を譲っていただいたり、咳エチケットやマスクの着用など、ご協力をお願いします。

令和2年1月から4月における運送収益と前年同月との比較

一方、この間の市営バスの収支ですが、3月頃から影響が出始め、4月、5月は前年度に比べて約5割の減収となり、6月は戻りつつあるものの約3割の減収となっており、令和2年度の収支は大変厳しくなることが確実な状況です。

 

このような状況下ではありますが、現在、令和3年度から始まる次期「市営バス経営戦略」を策定しているところですので、今回から数回にわたって、そのお話をさせていただきたいと思います。

全国には交通、病院、水道など、各種の公営企業があり、それらを所管しているのが国の総務省ですが、各公営企業が独立採算で自立経営を徹底するよう、それぞれの公営企業に対して、今後10年間の経営戦略を策定するよう求めています。

本戦略の位置づけを示す図

市営バスにおきましても、令和2年度に開催した自動車運送事業審議会から、「今後の事業経営のあり方について」答申をいただき、次期経営戦略の策定に着手しました。

 

ここで、経営戦略という名称ですが、これまでは経営計画としていましたが、各公営企業ごとに経営理念を明確にし、それを達成するための個別戦略と、具体的な取組を定めていくということで、“戦略”という単語が使われており、民間並みかそれ以上の経営ビジョンや収支計画を示すことが求められています。

昨年度の市議会で、高齢者無料乗車制度の一部有料化が可決されたことを踏まえまして、今回の市営バス経営戦略では、今後10年間の収支均衡(黒字化)が大命題となり、その中でも不採算路線の見直しと市営バス事業の効率化、収入と支出の両面で改善を図っていくことが必要と考えています。

 

現在は、審議会に素案を提示し、様々なご意見をいただきながら更なる推敲を進めているところですが、路線の見直し、事業の効率化ともに、市民の皆さんに丁寧に説明しながら取り組むことに加えて、実施スケジュールを含めて、実効性のある戦略にしていきたいと思います。

 

以上、今回は次期経営戦略策定の基本的なお話をさせていただきましたが、次回以降で、具体的な中身の話をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。

 

令和2年7月6日

 

 

関連サイト

令和2年度 第1回高槻市自動車運送事業審議会

 

プロフィール

西岡 博史

1959年(昭和34年)大阪府生まれ。2017年(平成29年)から現職。
趣味はウォーキングと読書。