自動車運送事業審議会(その5)~市営バス路線の今後の見直しの方向性~

更新日 2019.11.26

こんにちは。

高槻市自動車運送事業管理者の西岡です。

 

現在、市営バスが運行している路線は24で、そのうち黒字は4路線、その他は程度の差こそあるものの全て赤字であることは、これまで、このコーナーでお知らせしてきたとおりです。

 

このような状況を踏まえて、9月27日の第3回審議会では、重点課題路線として8路線の概要や沿線の人口推計、路線毎のODや収支状況などを提示し、今後、どのような方向で検討していくべきかを議論していただき、11月1日の第4回審議会では、前回いただいた意見を集約し、今後の見直しの方向性案として整理したものを提示しました。

 

まず、山間部の3路線(萩谷、樫田、川久保)ですが、関西大学や上の口、上成合の途中バス停まではご利用が多く、そこから先は極端にご利用が少なくなることから、ご利用の少ない区間において、「現在の路線バスでの運行に代えて、小型車両によるデマンド交通などの導入を検討すべき」となりました。

新たに整備された道路

次に、南部の柱本・三島江線ですが、運行距離が長く、芝生住宅から柱本団地までの途中バス停でのご利用が少ないことから、「対距離運賃制やゾーンバスの導入を検討する」と整理されました。

芝生住宅周辺を運行している複数の路線では、「重複している路線を総合的に検討する」となり、道鵜町や上牧方面への路線及び梶原線では、府道十三高槻線など、新たな道路が開通していることを踏まえて、「運行経路の見直しや路線の再編を検討する」となりました。

また、重点課題路線以外の16路線については、基本的には生活路線として現行のダイヤを維持する方向で検討するものの、ODデータを用いて利用状況を分析し、利用の多い路線は便数を増やし、逆は減らしていくというのが基本となりますので、そうならないようにするために、地域ぐるみで市営バスの利用促進をお願いしたいと思います。

 

これまでの市営バスは、市民をはじめとするお客様と一体となって路線やダイヤを拡大あるいは維持してきましたが、平成30年度の決算が十数年ぶりに赤字になるなど、わが国全体のバス事業と同様、大変厳しい経営環境となっています。このような状況下では、限りある資源を最大限活用し、出来る限り効率的な運行計画を検討していく必要があることに加えて、私たち市営バスの職員もこれまで以上に、経営基盤強化に向けた取組を加速させなければならないと考えています。

次回は、この市営バスが取り組むべき「経営基盤強化の方向性」と、「市営バスの将来の収支予測」について、お話したいと思います。

 

 

令和元年11月26日

 

関連サイト

 

令和元年度 第4回高槻市自動車運送事業審議会 会議録

 

プロフィール

西岡 博史

1959年(昭和34年)大阪府生まれ。2017年(平成29年)から現職。
趣味はウォーキングと読書。