自動車運送事業審議会(その4)~ODデータ等に基づく路線及びダイヤの見直し~

更新日 2019.11.18

こんにちは。

高槻市自動車運送事業管理者の西岡です。

 

現在、市営バスが運行している路線は24ありますが、それぞれの営業収支がどのような状況にあるか、要は、黒字なのか赤字なのかということを、皆さんはご存知でしょうか。

市街地を走る日吉台行きの市営バス

平成30年度の状況ですが、黒字は「阿武山・塚原線、日吉台線、芝谷線、原・上の口線」の北部4路線のみで、残りの20路線は赤字となっています。特に、萩谷、樫田、川久保の山間路線や市域南部の柱本・三島江線や梶原線、道鵜線は赤字が大きく、数少ない黒字の路線で多くの赤字路線を維持しているということになっています。

 

民間のバス事業者であれば、赤字の大きい路線は基本的に廃止ということになりますが、私ども市営バスは利益の追求が目的ではありませんので、多くの赤字路線を抱えながらも、市からの補助金も含めて、何とか営業を続けてきましたが、今のままではこれを続けていくのは難しい状況になっています。

 

このように市営バスの経営が大変厳しい状況であることを踏まえて、9月27日に開催した第3回目の審議会では、ODデータ等に基づく各路線の利用状況や沿線のまちづくり、営業収支等を分析し、今後の市営バスの路線やダイヤの見直しについて議論しました。

その結果、今後も市営バスが独立採算による持続可能な経営を続けていくためには、山間路線のODが少ない区間では、大型の路線バスに代わる別の交通手段を導入した方が、市営バスにとっても、お住まいの方にとっても良いのではないかといった意見や、路線距離が長く赤字額が大きい路線では、途中のバス停で乗り継ぐゾーンバスのようなシステムを導入することも検討した方が良い、といったような意見をいただきました。

また、周辺に新しい道路が開通したり、新たなまちづくりが進んでいるといった路線では、現在の経路の見直しや利用者を増やすような取組も検討するべきである、といった意見もありました。

 

このように、これからの高槻市の交通は市営バスだけで考えるのではなく、市の交通政策や将来のまちづくりとして考えていかなければならないと思いますが、それには市民や地域の方々も一緒になって知恵を絞り、汗をかいていただく必要があると思いますので、皆さんも一度、自分が住んでいる街の将来像や、交通について考えてみてください。

 

次回は、11月1日に開催する予定の第4回審議会で議論する「市営バスの将来の収支予測」等について、お話したいと思います。

 

 

令和元年11月18日

 

関連サイト

 

令和元年度 第3回高槻市自動車運送事業審議会 会議録

 

プロフィール

西岡 博史

1959年(昭和34年)大阪府生まれ。2017年(平成29年)から現職。
趣味はウォーキングと読書。