自動車運送事業審議会(その2)~現行経営計画における取組状況と今後の課題~

更新日 2019.09.26

こんにちは。

高槻市自動車運送事業管理者の西岡です。

 

先日、第1回目の自動車運送事業審議会の概要をこのコーナーで紹介しましたが、引き続き、8月23日に開催した第2回目の審議会についてお話ししたいと思います。

 

第1回では、「市営バスを取り巻く現状と課題」として、関係者全員で市営バスがおかれている厳しい社会経済環境などを確認しましたが、第2回では、一つ目の議題として、現行の市営バス経営計画の主な取組状況と、今後も市営バスにとって重要と考えられる施策に関して、今後の取組方針等について議論しました。次に、二つ目の議題として、乗車券IC化によって得られたODデータの分析結果を報告しました。

 

第2回目の審議会は議題が多岐に渡りますので、今回は、現行経営計画の主な取組状況と、今後も市営バスにとって重要と考えられる施策について、お話したいと思います。

 

駅ターミナルの案内板

現行の市営バス経営計画は、5つの項目ごとに具体的な施策を位置付けています。

 

まず、「安全・安心・快適かつ効果的なバスサービスの供給」という項目では、何よりも安全な運転がバス事業の出発点であることを踏まえた「安全運転研修の実施」や、パンフレットや駅ターミナルの案内看板設置など「旅客案内の改善」に関する取組事例を報告しました。また、「経営基盤の強化」という項目では、バス停のネーミングライツやバス車両への広告ラッピングの導入事例を報告しました。

「まちづくりと連携したバスサービスのあり方」では、市の交通計画に位置付けられている市営バスに関連する施策の実施状況や、こうのとりパスの運用開始、ベビーカーによるバスの乗車体験教室など、幼児・小学生・保護者向け施策・イベントの実施事例を報告しました。

「乗客のニーズに基づく魅力的なサービスの供給と乗客の確保」では、バスロケーションシステムの導入や市営バス専用ホームページの開発、バス停施設の改良事例などを報告しました。

最後に、「市民の移動手段確保のための行政施策」では、高齢者等無料乗車証のICカード化について報告したところです。

ベビーカー乗車体験教室

このように、いずれの施策もお客様へのサービス向上と市営バスの経営改善を目的として取り組んでいるものですが、大きな特徴は市の福祉や子育て政策に協力していることであり、それこそが市営バスとしての意義と考えています。

 

そのため、引き続き多様な施策に取り組んでいく必要がありますが、その中でも重要度の高い施策に関する現状と、今後の取組の方向性について市営バスの考え方を示すとともに、各委員から様々な意見・提案をいただきました。

 

その内容ですが、優良運転士の育成、新たな広告媒体の拡大、市外からの来訪者の利用促進、バス停留所施設の利便性・快適性向上、子どもたちへの市営バスの魅力発信など、今後の経営基盤を強化するための取組に加えて、各種無料乗車証のICカード化、生活交通路線維持の負担のあり方など、市の福祉や交通政策に係る項目についても議論しました。

 

概ね、市営バスの考え方や方針案を肯定していただいたと思いますが、福祉乗車証制度や生活交通路線負担のあり方については、総論として、必ずしも現行の制度のままで良いとはいえないという意見をいただいており、市営バスとしては、関係部局と協議しながら慎重に検討を進めていきます。

以上、今回は第2回審議会の前半の議題について説明しましたが、次回は、後半の議題である「ODデータ等に基づく現状分析」について、お話したいと思います。

 

令和元年9月26日

 

関連サイト

 

令和元年度 第2回高槻市自動車運送事業審議会 会議録

 

プロフィール

西岡 博史

1959年(昭和34年)大阪府生まれ。2017年(平成29年)から現職。
趣味はウォーキングと読書。