定期券等販売窓口でキャッシュレス決済を開始しました

公開日 2025.03.21

皆さん、こんにちは。高槻市交通部長の田中です。

厳しい寒さがゆるみ始めたとたん花粉の季節となり、体調管理が難しい時期ですが、皆さまはいかがお過ごしでしょうか。

 

さて今回は、以前からお客様に多くのお声を頂戴しておりましたキャッシュレス決済について、令和7年3月3日に、定期券等の販売窓口で導入したことを報告したいと思います。

 

キャッシュレス決済は、政府が2025年6月までにキャッシュレス決済比率を40%程度とすることを目指し取組を進めており、2023年の報告ではキャッシュレス決済比率が39.3%にまで普及してきています。

 

市営バスでは、これまで定期券等の窓口販売において、現金のみの取扱いをしてきたため、お客様には高額な現金を事前に用意していただくなど、煩わしさがあったことかと思います。

これまでもキャッシュレス決済導入を検討してきましたが、決して少なくない手数料の発生や導入に伴う高額な各種システム改修費用により、導入時期を慎重に検討してきました。

それに加え、令和2年度以降の新型コロナウイルス感染症の影響による大幅な減収で経営状況が厳しくなり、ますます導入時期が不透明になっていました。

 

しかし、お客様の外出機会が増え市営バスのご利用も戻りつつあることから、導入を決定しました。

 

窓口販売でのキャッシュレス決済について

 

端末と決済ブランドの画像
キャッシュレス決済端末
タッチ決済の画像
タッチ決済も可能です
 

今回導入したキャッシュレス決済では、クレジットカードのみならず、電子マネーやコード決済も利用可能です。お客様にとって身近な決済方法を選択いただければと思います。

導入を決定して以降、お客様からは「待ってました」や「便利になってうれしい」といった声を頂戴し、私たちにとってもこのようなお声をいただけて嬉しく思います。

今後は、窓口で現金を取り交わす手間が省けることで、少しでも窓口の混雑が緩和されることを期待しています。

 

また、キャッシュレス決済では、定期券のほか、企画券の購入にも使用できます。

企画券といえば、現在、JR高槻駅南案内所で、関西将棋会館の高槻市への移転と高槻市営バスの70周年を記念して、限定の記念乗車券を販売していますが、皆さんご存じでしょうか。

 

将棋回数券の画像

記念乗車券には、全線1日乗車券1枚と220円の均一区間をご利用できる普通券4枚が台紙にセットされ、A5サイズの特製クリアファイルに封入しています。また、券面等には高槻市に所縁のある棋士4名と将棋のラッピングバス等が施され、将棋のまち高槻を感じるデザインとなっています。なお、無くなり次第終了となりますので、是非ご購入ください。

 

高槻市営バス開業70周年&新関西将棋会館オープン記念乗車券を販売します!

最後に、是非ともキャッシュレス決済の導入を契機に、これまで車やバイクで通勤通学をされていた方も、キャッシュレス決済での定期券購入をご検討していただき市営バスを利用していただければ幸いです。

 

今後も、窓口のみならず、バス車内も含めて快適にご利用いただけるようお客様の利便性向上に取り組んでまいりますので、引き続き高槻市営バスをよろしくお願いします。

 

 

プロフィール

田中 宏和

1972年(昭和47年)兵庫県出身。
2023年(令和5年)から現職。