会議の概要
| 会議の名称 | 高槻市自動車運送事業審議会 |
|---|---|
| 会議の開催日時 | 令和8年2月18日(水曜日)14時から16時まで |
| 会議の開催場所 | 高槻市役所本館3階 第2委員会室 |
| 出席委員 | 9名 |
| 議題 |
1. 市営バス事業の経営状況 2. 市営バス経営戦略(現行版)の進捗報告 3.市営バス経営戦略2026-2030(改定版)について 4. その他 |
| 審議内容 | 下記のとおり |
|
資料 |
【資料-1】令和7年度 第3回高槻市自動車運送事業審議会 議事次第[PDF:108KB] 【資料-4】審議会の答申に対する交通部の検討結果[PDF:1.2MB] 【資料-5】過去5箇年の収支推移表(令和3年度~令和7年度)[PDF:817KB] 【資料-6】今後の収支予測(令和8年度~令和17年度)[PDF:3.63MB] 【資料-7】市営バス経営戦略(現行版)進捗管理表[PDF:866KB] 【資料-8】市営バス経営戦略(現行版)主要な具体的取組[PDF:2.19MB] 【資料-9】令和7年度 市営バス利用者アンケート調査結果[PDF:1.67MB] 【資料-10】市営バス経営戦略(現行版)個別戦略に対する指標[PDF:571KB] 【資料-11】市営バス経営戦略2026-2030(改定版素案)パブリックコメント実施結果[PDF:301KB] |
| 担当課 | 交通部 総務企画課 |
開会
それでは定刻となりましたので、ただ今から、令和7年度 第3回 高槻市自動車運送事業審議会を開会させていただきます。
本日は年度末の大変お忙しいところ、ご参集いただきまして誠にありがとうございます。
この間も色々と課題が出てまいりまして、これを一つ一つ検討していくというのが、本日の会議の主な柱になろうと思いますので、忌たんのないご意見をいただければ幸いでございます。今回もよろしくお願いいたします。
会議の公開と傍聴希望の確認について
<会議の公開について>
(高槻市自動車運送事業審議会の会議の公開に関する要綱及び高槻市自動車運送事業審議会傍聴要領に基づき、公開することとなる。)
(傍聴希望者:5名入場)
1 市営バス事業の経営状況
事務局
1 「市営バス事業の経営状況」について
(資料4~資料6に基づき説明がなされた。)
会長
ありがとうございました。それでは、資料6までのご説明をいただいたところで、質疑に入ってまいります。
本件に関しまして、ご意見ご質問などございましたら、ご発言のほどよろしくお願いいたします。
会長
収支予測のところで、今回は市からの補助があったということで、運賃の値上げは先送りになったということですが、今後、人口の減少も起こりうるということで、これは人口の減少と同じ比率で、利用者も減少するというような仮定を置いているということでよろしいでしょうか。
事務局
資料6の収支予測のグラフの後ろの方に、まる1-1のケースとしては、過去10年間ぐらいの人口推移の実績、その次のまる1-2では、将来の推計の各年度の数字を入れているのですが、大体マイナス0.5%ぐらいで今後減っていくだろうという予測になっております。
以前この審議会でも、人口の減少と市営バスの利用者数というのは完全にリンクしないのではないかというご意見もいただいたのですが、何か根拠に基づいて予測せざるを得ませんので、この数字を使っているという状況です。
さらに加えますと、収入はコロナ禍以降、増え続けている状況にありまして、まだ減っている状況には至っていないということになっております。
会長
分かりました。ありがとうございます。
他いかがでしょうか。
副会長
今回は先送りされたということなのですが、できるだけ早くに運賃の値上げは取りかかった方がよいと考えます。
なぜなら、お隣の京都市は、運賃を値上げしないといけないと答申したにもかかわらず、様々な事情で運賃を凍結しています。
その結果、次年度の交通局の市バスに関しては、赤字が出る前提で予算を組まれています。その理由は、あれだけ混んでいて人が乗っているのに、やはり単価が低過ぎるということです。さらに、人件費の上昇がかなり上回っており、しんどくなるだろうということです。
なので、利用回数を増やすことで収入の増加を図るか、それが難しければやはり運賃をしっかり上げないと、人が確保できなくなると考えます。また、運転士の育成について、大型二種免許取得費用を助成するという場合、かなりのコストと時間がかかります。
免許を取ってすぐ現場デビューとは中々いかないので、その指導で結構、人がとられるというのを聞いておりますので、そうするとますます効率が悪くなると思います。なので、できるだけ早い時期に、しっかりご理解を得た上で、運賃の値上げをしていただければと思います。
もう一つ、運賃が上がると大変だという皆さんの気持ちは分かるのですが、今までそういう事情で公共交通が運賃の値上げをしなかった結果、今、こういう状況になっているので、是非、多くの方にご理解をいただきたいと思います。
事務局
交通事業者としては、これまでこの審議会でも運賃改定が必要だという資料を出して、答申でもそのような答申をいただいて、非常にありがたいと思っているところですが、このタイミングで市民生活に負担をかける運賃改定は適切ではないという判断に至ったというようにご理解いただければと思います。
今後についてですが、来年度は、そういった市営バスの経営状況を市民等に丁寧に周知・説明しながら、今後の収支均衡について検討してまいりたいと思います。
会長
他いかがでしょうか。
特になければ、次の議題に移ろうと思いますがよろしいでしょうか。
では、お気づきの点が後で出てまいりましたら、遡って議論することもできますので先に進んでまいります。
それでは、議題の2、「市営バス経営戦略(現行版)の進捗報告」に移ってまいります。それでは事務局から、資料のご説明をお願いいたします。
2 市営バス経営戦略(現行版)の進捗報告
事務局
2市営バス経営戦略現行版の進捗報告について
(資料7~資料10に基づき説明がなされた。)
会長
ありがとうございました。
資料10までご説明いただいたところです。
それでは、質疑に入りたいと思います。ここまでのご説明に関しまして、ご意見ご質問などございましたらご発言をお願いいたします。
A委員
資料10の裏面、一番上の段ですが、こうのとりパスの利用者アンケートで、ほぼ利用していないと回答した方は、どういった理由で利用していないのかということは聞かれているのでしょうか。
事務局
こうのとりパスを利用しなかった理由についても質問項目として設定しており、様々なご意見があるのですが、乗る必要がそもそもない、マイカーで移動するから、バス停が遠い、あるいは乗りたい時間帯にバスがない等の回答をいただいているところです。
A委員
ありがとうございます。
でもそれだったら、この数字というのは、減少させていくのは難しいのかなと思ったのですがいかがでしょうか。
事務局
例えば、バス停が遠いというのも、個人的な差もあるでしょうし、300メートルを遠いと感じておられるのか、1キロを遠いと感じられるのかもあると思いますので、こういった割引制度を通じて、少しでもバスに乗っていただこうという、行動変容を促していきたいというのもあり、このような目標を設定しているという状況にあります。
会長
他いかがでしょうか。
B委員
主要な具体的取組の中の「かしらく号」について、デマンドバス事業は昨年の11月にスタートして、運用実態といいますか、始まって未だ4か月ぐらいですが、現時点でどのように評価されているのか、お聞きしたいと思いますがいかがでしょうか。
事務局
デマンドバスの利用者数について、デマンドバス導入前のこの区間の市営バスの利用者数との比較ですが、今回導入したデマンドバスの利用者数プラス樫田小学校の通学用に平日のみ往復3便運行している大型バスの合計値でみると、ほぼ変わらないというような状況になっていますが、平日は徐々にデマンドバスの方が増えつつある状況です。
ただし、休日は樫田小学校の通学用の大型バスの便がありませんので、少し減っているといった状況です。
また、特に11月など気候のよいシーズンには本来、ハイカーの方たちのご利用もある路線なのですが、今年は全国的な熊被害の報道等もあって、少し減ったのではないかと予測しているところです。現状、少しずつではありますが、全体の数字は増えている状況です。
B委員
かしらく号の予約などの使い勝手について、交通部の方に話が入っているといったことはあるのでしょうか。
事務局
まず、予約方法ですが、WEBで365日24時間予約できる方法と、コールセンターは時間限定なのですが、電話でも予約できるという二つの方法があります。予約された方の割合は、WEBが7割で電話が3割ぐらいとなっています。
WEBの方が予約も便利ですので、極力そちらに移行していただきたいという目的で、年明けの1月にWEBによる予約方法の勉強会、説明会を開催し、高齢者を中心に、多くの方に来ていただいて、スマートフォンの操作のところから説明するといった取組も行っております。
B委員
少しでも使い勝手をよくして、課題がある山間3路線、適切な交通手段として今後、萩谷や川久保の方にも、是非、広がっていくことを期待したいと思います。
C委員
市営バス経営戦略(現行版)の主要な取組のうち、快適で質の高いサービスの提供というテーマの中で、バス停の情報がデータベース化されたというご説明をいただきましたが、写真を見るとかなり立派なバス停の写真が写っています。高槻市内というのは、数多くバス停があると思うのですが、中々、屋根もつけられない、歩道の脇にバス停がある、こういったバス停もたくさんあると思いますが、こういったところもデータベース化されているのでしょうか。
事務局
データベースに関しましては、全バス停を対象としており、上屋がある、ないといったことも記載しています。
何故、データベース化しようということになったかといいますと、数あるバス停の中で、バス停上屋だけではなく、ベンチがある、ないということもありますし、これまでは担当職員が自身の持っている知識や経験で、ここのバス停が壊れたので修繕しようというような場当たり的な対応も多かったところを、データベース化することによって、アセットマネジメントの観点で、計画的な修繕ができるようにということでデータベースを作成しました。
C委員
データベース化ができて、今後、より安全に利用者にバス停で待っていただける、その一環としてベンチや屋根等そういったものは全てあればありがたいのですが、ベンチもなかなか置けないところも多くあると思います。
歩道上のバス停というのは、例えば隣地を購入してでも、待っていただけるところを下げて、屋根を付けたりといったことは将来的な話になってくるのでしょうか。
事務局
私どもがバス停の考えとして持っておりますのが、高槻市営バスの特色として、郊外のお住まいの地域から阪急やJRの駅に向かうという放射状の路線が非常に多いので、駅向きのバス停を優先して上屋やベンチを設置するように考えています。
さらに、公営企業としてやっていく中で、どうしても収支状況を見ながらやっていかないといけないということもあり、上屋を1箇所設置するのに、500万円ぐらいの金額になってきます。
さらに、そのあとの維持管理費もかかってきますので、そういったところを鑑みながらある程度お客様が乗っておられるバス停で、かつ駅方面行きのバス停というのがまず優先になってきます。
さらに、バス停の設置場所に関しては、ほとんどが私どもの土地ではなく、道路や民地を借りてそこに設置しています。
民地を買ってまでというのは計画にはありませんので、利用者の動向を見ながら、既存のバス停も老朽化してきますので、老朽化しているところを災害にも耐えられるような新しいものに変えていっているのが現状です。新規で、特に上屋を設置するというのは非常に難しい状況です。
C委員
維持管理という中では、利用者の安全確保、これを最優先に考えていただくということで、限られた土地の中で、多くの利用者に安全に待っていただけるかといったことも含めて検討していただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
事務局
承知しました。
ご意見ありがとうございます。
D委員
上屋とベンチについて、ベンチはあっても上屋はないという箇所があって、大体10人~15人ぐらいいつも並んでいます。そういうバス停が私が住んでいる地域に3箇所ぐらいあります。
その場所に、どうしても上屋を設置してほしいということで、5、6年前からお願いしているのですが、道路担当の方に申請を出したりもしたのですが、なしのつぶてとなっています。
計画的に上屋を設置するということですが、何年度は何件くらい設置するといったような計画があれば、あと2年待ったら設置されるよねといったような話を一般市民の方にもお伝えしたいなというのがあります。
全然駄目という箇所が私の住んでいる地域には3箇所あります。そのあたりを何とかできませんかというのを聞いてほしいと言われましたので、申し上げたいと思いますので、よろしくお願いします。
事務局
率直に申し上げて、新規で新しい上屋を設置するという計画は、ほぼありません。
さきほど申し上げたように、道路の条件は様々ですので、道路の構造上、バス停に上屋が設置できるところは限られている状況です。
朝の通勤通学時間帯等で、毎日10人程度並んでおられるというバス停があるかもしれないのですが、高槻市全域を見たときに、利用者が多く道路構造の問題がないところは、ほとんど整備ができているという状況です。
委員がお住まいの地域に関しましても、朝の通勤通学の方が並ぶときに上屋が欲しいという意見があるのは把握していますが、道路の構造上、設置できないといったところも多い状況です。
朝の一時だけ少し並ばれたり、市営バス全体として見たときに、トータルではそれほど並んでおられない等、いろいろなパターンがありますので、現段階では新規に設置するのを優先するのではなく、お客様の安全を考えて、既存の老朽化した上屋を新しいものに変えていくということを行っているところです。
D委員
高槻から塚脇までは降りる方が多いのでよいかと思うのですが、その後のバス停は、駅向きで待つ時間が長いのです。
駅から帰ってくる方は待つことはないのですが、宮之川原や大蔵司北、大蔵司というところが全部、上屋がないのです。その前の西之川原や伏原などは、乗る方が少ないですが上屋がついています。
同じ地域なのに何故なのかというのはいつも協議会の方で話が出るので、何とかしてほしいということで、私も会長になってから何回かお願いに上がったのですが、全くできないみたいなので、道路を広くしてくださいといったことも道路課の方にも言いましたが、それもかなわないし、バス停の背後にマンションがあり、そこのマンションの方にも上屋を建てるための棒を敷地内に建てさせてほしいと言ったら、いいですよと言ってくださって、それも言ったのですが、それでもかなわないということになっています。
夏も暑いですし、雨の時期は朝乗るときに傘を閉じてというのがすごく大変なので、身体障がい者など色々な方が乗るので言わせていただきました。
会長
上屋の設置に関して、公営交通事業協会からの補助を受けているのでしょうか。
事務局
資料に示している寺谷町のバス停は、宝くじ関係の助成で、公営交通事業協会を通じて設置しているものです。
会長
公営交通事業協会というのは公営バスの業界団体で、民営化などで加盟している事業者数自体が減っていて、大変なのかなと思うのですが、こういった補助事業をしているというのは、公営交通の特徴の一つだと思います。
高槻市内を見ても、できるところだけでしょうが、公営交通事業協会の名前が入った上屋があるという形になっております。
そういった意味では、この事業を活用して、既にデータベース化が進んでおりますので、これと乗客の人数や道路の状況を勘案して、これまでとおりに進めていくというのが基本線だろうと思います。公営バスの一つの特徴になりうるのかなとも思っているところです。
C委員
同じく主要な具体的取組の中で、運転士の確保という項目があったかと思います。
この中で、今回新たな採用の仕組みも導入されて、多くの方が受けられて採用されている状況に至っているわけですが、やはり、運転士が増えてくるともっと便数が増えればよいなと思います。
先ほど、累積赤字がどんどん増えてきて、料金を250円程度に上げれば何とかマイナスが消えてくるという説明を聞いたことに関連する質問になりますが、商工業で言うと、最終バスの時間も最近は結構早くなっているということで、時間帯がかなり限られてきていて、トータル的な話として、人が商工業では動いてくれた方がありがたいのです。
そういった意味で、料金は今後上げていかないといけないだろうし、でも利用者にとってはメリットはいただきたいだろうし、商工業にとっては人が動いてほしいだろうし、全てにメリットが出てくることが一番理想なのですけれども。
そういった中で、運転士の採用に関して、増やしていくとダイヤもまた元に戻るようなことも考えられているのでしょうか。
事務局
委員のおっしゃるとおり、運転士を確保しないと当然ダイヤは増やせない。今は、ODデータという根拠に基づいてダイヤを考えているのですが、運転士がいなくて増やせないということも確かにございます。
さらに、運転士を増やすためには原資を確保しないといけない。そのためには、今の運賃レベルでは厳しいというのが、市営バスだけでなく、全国のバス事業者が同じ課題を抱えていると認識しております。
ですので、我々は全ての要素を分析しながら、できるところから手をつけて、ダイヤに関しても必要最小限の調整を行っているという状況にあります。
収支の改善というのが、交通部の一番大きな課題と思っています。
事務局
私どもの最終便のダイヤが早くなっているという意見がありましたが、2024年問題がバスやトラック業界で問題になりましたが、通勤通学が利用のメインですので、一番のボリュームゾーンが朝のラッシュ帯と夜の帰宅時間帯、学校からの下校時間帯ということで、この時間帯に一
番多くのバス運転士が必要になります。
2024年問題で何が問題かといいますと、休息時間を以前よりも長く設けなければいけないということで、これまでは夜遅くまで勤務していた運転士を翌朝の早朝勤務に回せていたのですが、今は朝の時間帯に回せない。
翌朝の9時、10時からの出勤だったら間に合うけれども、4時、5時には出勤できないというところで運転士不足となっています。
運転士の数が足らないということで、色々な採用を行っていますが、普通退職をしていく運転士もいます。
運転士が退職した分の補充もある程度はできているのですが、一度に5名、10名多く増員できましたというような補充ができないのが現状です。
この「2024年問題」で朝の便数を減らすわけにはいきませんので、夜の時間を繰り上げているということになります。
ODデータを注視して、最終便に関しては少ししか乗られていない便を10分ほど繰上げて、1便減便するような調整をこの2、3年やっているという状況です
C委員
日本全国でも、このような市内全域を網羅するような交通ネットワークを持っている市町村は少ないと思います。ものすごく恵まれた高槻市だと思うのです。
今後、料金を上げていくということになれば、上げてよかったなという市民が多く出てくるような取組を、運転士の育成も含めてやっていただきたいと考えておりますので、是非、よろしくお願いします。
会長
20年ほど前だったかと思いますが、商工会議所から酒屋さんの社長をされていた方が委員としてこられていて、そういった外食産業などへの波及や終バスの時間のことなどを色々とこの場で議論したことを思い出しました。
運賃を値上げしても、これだけたくさんのドライバーさんがおられる中で、全員の給料が上がってくるため、効果が出るまでには年単位の時間がかかっていくのかなというように考えております。
そういった意味でも、先ほど副会長からもありましたように、運賃のことは先送りだけではいかない部分というのがあるのではないかと感じているところです。
同じく運転士のところで、資料8の11ページに動画の公開などをされるとありますが、こういう取組も全国のバス事業者さんで盛んにされています。
特に、若いドライバーの方の注目を集めるには、こういう動画の活用というのは非常に努力がなされているところです。
私が直接お話を伺ったのは、大分交通さんだったと思いますが、本来であれば、例えばバス協会などそういうところも含めて、業界全体で色々やっていく必要もあると思います。
個別にしていくと、それぞれの事業者さんに負担がかかってしまうところもあると思いますので、業界全体での連携といったことも必要になってくるのではないかと思います。
2024年問題というのは、もう2年が過ぎてそれ自体はあまり聞かなくなりましたが、現場の労働力の逼迫自体は続いておりますので、そこは色々とこれまでの取組を続ける必要がある部分も多々あると思いますし、先ほどの運賃値上げ等を組合せていく必要というのもまだまだあるのかなと考えております。
副会長
まず、モビリティマネジメントは継続的にやっていただいていて、これは継続が一番大事ですので、同じ内容で全然問題ございません。継続すれば、必ず実を結ぶものだと思ってやっていただければと思います。
かしらく号については、どうやって利用者を増やすのかが問題ですが、やはりGoogleマップに出てこないというのは課題だと思います。
デマンドバスの情報をどうやって載せるか、私もやり方が分からないのですが、引き続きGoogleマップに載るようなことを頑張られることと、観光案内所で登山客等に聞かれた場合に、かしらく号がありますよ、といったような連携をしていただければと思います。
地元の方々にスマートフォンの使い方などの勉強会をされているということで、それが一番よい方法です。デマンドバスというのは、予約するときの心のハードルが一番高いのです。
一度予約すると、次は利用に結びつくので、その最初の一歩のためにスマホでのやり方を教えるというのはとてもよいやり方ですので、大変よいことをされたと思います。
最後に、ドライバーさんの確保ですが、要は人口ピラミッドですね。運転士さんたちのピラミッドをみて大体想像はつくのですが、この先かなり厳しいということは共有した方がよいと思います。
これを見ていると人数が徐々にいなくなっていくというようなイメージでしょうが、一気に、あと5年ぐらいで大量の退職が来るはずなのです。
それを補うほど今後はドライバーさんが確保できないだろうと思います。定年延長しても数年で尽きてしまうので、アンケート結果で便数を増やしていただきたいという気持ちは大変分かるのですが、かなり厳しいということも早めにお伝えした方がよいと思います。
そのような中で最終便をどうしていくかということで、終点まで運行しないで、途中で入庫することで少しでも早く勤務を切上げようというのを京都市で実施しています。
Uターンできる場所や折り返して車庫に戻れる場所がある系統でしかできないのですが、そういった方法もあるので、途中で入庫することで、早めに勤務を上がっていただくこともご検討いただければと思います。
事務局
幾つかご意見いただきましたが、かしらく号のGoogleマップ掲載については、我々も勉強不足のところもありますので、引き続き、載せられるようであれば検討していきたいと思います。
また、観光案内所でのマップ等の協力というのは、観光協会さんとご相談しながら、お願いできればと思います。運行地域内にある森林観光センターとは、連携してマップを置いていただくようなことも組合を通じてさせていただいておりますし、スマホの勉強会も引き続きやっていきたいと思います。
運転士の確保につきましては、人口、年齢のピラミッドを作ったりして、来年度、収支改善の検討を行っていく上で、市営バスの経営状況や運転士の状況などを多くの方に知っていただくため、広報誌等を通じた情報提供にも取り組んでいきたいと思っております。
事務局
運転士確保のところで、大型二種免許未取得者支援制度の件について、色々とご意見がありましたので、ここで報告させていただきます。
今年度から取組を開始しまして、資料にありますとおり3名の職員を採用し、3名とも既に免許を取得いたしまして、4月から路線に出て乗務ができるように、今、教習中です。
これをしてよかったのが、採用者3名とも20代なのです。先ほど人口ピラミッドのお話もありましたが、こういった取組を続けていって、できるだけ若年層の方を取り込んでいくという取組を続けていけたらと思っております。
会長
資料8の11ページのところに関連した内容ということですね。
そういった意味では効果が出つつあるということで、先ほどの繰り返しになりますが、そういう方にお話を伺って、動画で載せることや市の広報誌で紹介するといった広報活動、地道なものになりますが、これを繰り返していくしかないのかなと思っているところです。
B委員
かしらく号について、是非、高槻に来られる方に使ってほしいと思いますので、ご協力を惜しむところはございません。何かパンフレットなどがあれば配付させていただきますので、よろしくお願いしたいと思います。
会長
他いかがでしょうか。
では、一旦次の議題に移るということでよろしいでしょうか。
まだ資料がたくさんございますので、議題の3、「市営バス経営戦略(改定版)について」、事務局にご説明をお願いいたしまして、そのあと議論を深めてまいりたいと思います。
よろしくお願いいたします。
3 市営バス経営戦略2026-2030(改定版)について
事務局
3 「市営バス経営戦略(改定版)について」
(資料11~資料13に基づき説明がなされた。)
会長
ありがとうございました。
それでは質疑に入ってまいります。
本件に関しまして、ご意見ご質問などよろしくお願いいたします。
E委員
確認と情報連携ということになりますが、まず一点目、2ページの運賃キャッシュレス化について、こちらで書かれている内容は国の方が取り組んでいて、検討チームを立ち上げていると思いますが、完全キャッシュレス化という意味でしょうか。それとも、今は対応されていない、例えばQRコードやクレジットカードの決済を付加で増やしていくという意味合いで書かれているのでしょうか。
事務局
QRコードやクレジットカードの決済を付加で増やしていくという意味です。
将来的にといいますか、私どもも実証実験などで完全キャッシュレスバスの運行をしているという記事やニュースを目にはしているのですが、一足飛びにそこまで行き着くのはしんどいと思っております。
委員がおっしゃるとおり、既に鉄道事業者さん等で導入されているクレカやQRコード等による決済を運賃箱の更新に合わせて、導入を検討していきたいと考えています。
E委員
国の方で東京の事業者を中心に、完全キャッシュレス化を目指すといったような検討会が立ち上がっており、私どももメンバーに入っています。
IC化の比率、キャッシュレス化の比率が違うと思うのですが、関東の方では大手で96%から97%ぐらいで、現金の比率が3%から4%程度しかないということです。私どもも自社のICカードを持っていますが、まだ94%ぐらいです。できれば、方向性としては完全キャッシュレスを目指してというところですが、まずは効果ですね。
高槻市営バスさんでも運賃箱関係の更新を控えられているということで、現金を残せば、わずか数%のために大型化や高価な機械を入れざるを得ないということになります。
それが完全キャッシュレス化になれば、小型化といいますか、通信だけのタッチ機能の部分だけを何種類か残せばよいので、効率化や乗務員の負荷軽減など、色々とプラスの部分があります。ただし、一部の数%の現金のお客様に対応するのが難しいかなというのが、現状の議論だと聞いております。
参考に、高槻市営バスでは現金の乗客というのは何%ぐらいなのですか。
事務局
大まかにはなりますが、10%弱ぐらいとなっています。
E委員
まだ、少し多めの比率ということですね。
そういった取組を関東を中心にされていると聞いています。
できれば、私どももチャレンジはしたいと思っていて、京王バスさんが2027年から2030年頃までには完全キャッシュレス化を達成したいということで、一部の路線や営業所単位で導入されていると聞いています。
もう一点ですが、6ページの下の組織内の体制の定義、役割分担、必要なスキルなどDX化のところと、省力化、ムリ・ムダ・ムラという部分があって、ここは共通のテーマで、私どもも色々と取り組んでいるのですが、組織体制が違うので高槻市営バスさんとは異なるかもしれません。
私どもの事例でいうと、乗務員、運転士の不足というのは全国的なことですが、私どもも非常に苦慮していて、無理やり減便や一部路線の廃止等も行っている状況ですが、それとは別に、私どもの組織では運転職というのがあり、そこには運行管理者を規模に応じて何名任命しなければならないという法律があって、そうされていると思います。
質問は、運行管理者、現場の管理者側というのは、市の職員さんが来られているのか、または、乗務員職から昇格や試験で登用されているのか、どちらでしょうか。
事務局
運行管理者等については、運転士から任用しており、運輸主任への昇任という形で行っています。
E委員
運行管理者もでしょうか。
事務局
はい。
E委員
私どもも全く一緒で、ほぼ100%乗務員職から運行管理者側、一番上が所長になるのですが、実は乗務員職の入社年次の高齢化と不足という中で、その上の助役や主任の成り手が非常に不足しているという状況です。
色々な部分に関係してくるのですが、法律や安全規制の中で、乗務員不足で勤務をどう作成するのかということで、非常に苦慮しているということが分かっていますので、業務が非常に多忙で成り手がないのです。
運転職から給与体系は上がるのですが、大変なことが分かっている助役や主任職の成り手が非常に減っていて、運転士を増やすというのが一番なのですが、色々な取組をしている中の1つがDX化です。
無理や無駄をなくして効率化と書かれていますが、私どもでも管理者側の負担を軽減しないといけないのではないかということで、自動点呼システムを入れることを検討しています。
これは、管理者をゼロにするということではなく、今行っている複数の業務について、システムを入れることによって負荷を軽減して、多忙な業務の中の一部を除くということで、自動点呼システムを考えています。
また、私どもでは専属の助役が勤務作成を行っているのですが、乗務員不足でやりくりを苦慮していまして、今の時代、なかなか残業や公休出勤をしたがらないということで、それをAIのシステムを使って、勤務管理を公平に、感情を入れないで割り当てるシステムができているということで、大手の広島電鉄さんや名鉄さんが入れられており、私どももチャレンジしようかと検討しているところです。
運行管理という部分で、そちらも大きな問題になりつつあるのかなというところで、情報連携させていただきました。
事務局
私どもと規模や中身の組織構成が少し違うかもしれませんが、運転士から運行管理者や主任の成り手が少なくなってきているというところも同じ状況です。
また、現役の運行管理者の方も勤務割に非常に苦慮しているというところも、全く同じ状況です。
自動点呼についても、大分、規制が緩くなってきているということも情報としては知っている中で、我々も情報収集していきたいと思っていますが、まだ、路線バスでは運行管理者の負担軽減のために自動点呼を入れているという事例がないと認識していますが、もしあれば積極的に情報を仕入れたいと思っているところです。
E委員
私どもでは、2月からテスト的に一部の営業所で導入していく予定です。その後、全社展開していきたいと考えています。
事務局
また、何かありましたら情報連携等、よろしくお願いします。
会長
ありがとうございました。
私も初耳の情報が多く、大変参考になります。
他いかがでしょうか。
副会長
勤退管理に関してですが、松江市交通局さんの方で、市役所からこられた方が色々なシステムを作られていると聞きましたので、松江市に問い合わせるとよい情報が得られるかもしれないので参考にしてください。
事務局
ありがとうございます。
会長
他いかがでしょうか。
副会長
新しい運賃箱を導入するときに、できる限り現金を少なくしていくということはよいことですので、運賃改定の際に、現金とキャッシュレスで運賃を変えていくのも一つの方法かもしれません。
現金を無くすと何がよいかというと、利用者は変化が嫌だというのはよく分かるのですが、万博のシャトルバスのドライバーさんたちがみんな気持ちよかったという理由の一つが、運賃の周知が不要だったというのがあるそうです。
運転に専念できたので、大変クオリティーの高いサービスが提供されたという指摘があったので、運賃のやりとりは少しでも減らしていった方が、ドライバーさんたちの質の向上に寄与すると考えられるので、参考にしていただければと思います。
さらに、これから検討していく中で、中学生の職業体験は大変画期的でよい取組ですので、是非、実現するようにしていただければと思います。
また、DX化でスマートバス停などを検討する際に、導入後、何年ぐらいもつのかといったことを踏まえて、それをやめたときに何に置き換えたらよいのかといったことも留意していただけると幸いです。
事務局
中学生の職業体験についてですが、実際にできるかどうかというところもあるのですが、逆に、中学生の自由研究などでバスの研究成果をいただいたりしていて、やはり高槻に市営バスがあるということで、住んでおられる中学生は市営バスに非常に愛着を持っておられるのだということがよく分かりましたので、そのあたりの連携を検討していきたいと思います。
バスの出発時刻案内板ですが、JR高槻駅及び阪急高槻市駅に設置していたものを、10年経過して修理もままならなくなったため、この度、撤去しました。
今は、バスロケーションシステムなどもスマホで検索できますので、そちらへの移行をお客様にお願いしているところですが、利用者目線に立って、ランニングコストも含めて検討していければと考えております。
会長
他いかがでしょうか。
E委員
資料の7ページの最後の方で、上下分離方式等による事業形態の効率化とありますが、これはバスの運行と車両や車庫機能を分けて、運行をどこか別に委託するという意味合いのことなのでしょうか。
事務局
実現の可能性は一旦、置いておいたとして、検討すべき項目として、委員がおっしゃったとおり、運行に特化した事業部と施設や車両などは別の組織で、市になると思うのですが、そちらが持つというようなやり方も効率化につながるのではないかということで、検討する項目として記載している状況です。
E委員
分かりました。
会長
この上下分離というのは、先ほどのパブリックコメントの最後の方に出てきたのと同じ意味と解してよろしいですか。
事務局
その通りです。
会長
承知いたしました。
他いかがでしょうか。
遡って今までのところで、何か言い忘れたことなどもありましたら、そろそろ終盤でございますので、あわせてお受けしたいと思いますがよろしいでしょうか。
E委員
運転士確保の取組の中で、外国人の採用というのは市営バスでは色々な制約があって、中々、難しいということなのでしょうか。
事務局
国がそういったところを積極的に展開していることは承知しているのですが、今のところは、従来どおり、日本人の採用を続けていくというように考えております。
会長
先ほども少し触れましたが、20年ほどこちらの審議会に出させていただいているのですが、老眼が進んでまいりまして、この進捗管理表は余白が多い割に字が小さいので、読みづらくなってきているというのが正直なところでございますので、行間はもう少し開けていただいた上で、字を大きくしていただけると大変ありがたいです。
エクセルで資料を作成するのは、調整が大変で苦労されていると思うのですが、ご検討いただければ幸いです。
事務局
次回からA3で印刷するなど、工夫させていただきます。
会長
よろしくお願いいたします。
F委員
次期経営戦略に関して、個別戦略に対する指標というのは、全く変えずにいくのかどうかというのが少し気になったので、お伺いしたいと思います。
事務局
この審議会で委員からも広告料収入の増加など、指標が細か過ぎるのではないかというご意見もいただきましたので、見直しを図っております。
例えば、収支の改善では、ずばり収益の改善を目指しますといったような指標に変えているといったところは、改良といいますか、改定版の中で変化させているところです。
F委員
例えば、アンケート調査の実施やODデータの活用検討等、顧客ニーズの的確な把握が快適で質の高いサービスの提供の中で個別戦略としてあるのですが、この具体的取組に対して、特に指標、目標を置いていない理由は何故でしょうか。
事務局
現行版の内容のことでしょうか。
F委員
はい、現行版です。
事務局
アンケート調査の実施やODデータの活用に関しては、指標にすべきものや、項目的に何かを達成していくものではないという判断で、現行版ではそのようにしておりました。
F委員
工夫すれば、何かできそうな気もするなと思っていて、もう少し次の改定等で指標を検討されたらいいのかなと思いました。
例えば、先ほどの基本戦略3のまちづくりと連携したサービスの提供の中に、個別戦略6の定住促進・子育て支援との連携というのに、こうのとりパスの継続はしていただきたいし、今後も継続して調査していくべきものだというように考えています。
モビリティマネジメントの体系化に関しての指標は、このままでいくとないのかなというように読み取れるので、例えば、先ほどの中学生に対して出前授業などをされるのだったら、そこで何か指標化できるのかなど、そういったことは今後、考えていく予定なのか確認させていただきたいと思います。
事務局
資料12の69ページ、改定版の方ですが、その中では定住促進・子育て支援との連携という個別戦略の指標として、利用者アンケート調査における子育て世代の市営バスに対する評価、大変満足とやや満足の割合を増加させるという指標を設定しております。
それに加えて、今おっしゃられた中学生等のご意見についても、ここには書いていませんがアンケートなどを取ったりして、この審議会でも出せるようであれば、出していきたいと思いますのでよろしくお願いします。
F委員
利用者アンケート調査における子育て世代の満足度に関してというところを、先ほどの基本戦略3のまる6に対応させるという考えなのですね。分かりました、ありがとうございます。
会長
他いかがでしょうか。
A委員
今回の議題とは少し違うのですが、普段、感じていることですが、広報誌の高槻DAYSにお店の特集などが載っているとき、市営バスを利用できるところであれば、どこの駅からどのバスに乗って、どのバス停で降りてということが書いてあれば、バスで行けるのだと分かるのかなと思ったので、もしできるようであればお願いします。
事務局
全ては掲載しきれていませんが、広報誌に観光情報やお店の情報を載せる際には、基本的に市営バスによるアクセスを掲載するように調整しています。
各々の記事の担当課の方で、載せていないというケースがあるかもしれませんが、基本的には委員がおっしゃられたように、市営バスのアクセスを広報誌と連携して載せるようにしていただいています。
A委員
広報誌に載っていないものに関しては、バスでは難しいというところなのですね。
事務局
バス路線ではなかったり、駅から歩いて行けるところだったりする場合は載っていないと思うのですが、広報誌との連携は行っています。
A委員
ありがとうございます。
会長
他いかがでしょうか。
それでは以上で、本日の案件は終了ということでよろしいでしょうか。
では、委員の皆様からの意見は、ほぼ出尽くしたかなと思いますが、事務局の方で何かございましたら、ご連絡などを含めてよろしくお願いします。
4 その他
事務局
それでは事務局から最後に、来年度の予定等について説明させていただきます。
来年度、令和8年度につきましては、本日説明いたしました新たな経営戦略に基づく取組の初年度となることに加え、市営バス事業の収支改善に向けた大切な年度になると考えております。
このような状況を踏まえまして、今後も引き続き、収支状況や新たな取組の方向性等について、本審議会にてお諮りしながら交通部一丸となって取り組んでまいりたいと考えておりますので、ご支援のほどよろしくお願いいたします。
次回の審議会の開催予定ですが、少し時間があきますが、令和8年度の中間報告として、11月頃を予定しております。詳細につきましては、また改めて担当からご連絡いたしますのでよろしくお願いいたします。
事務局からは以上です。
会長
ありがとうございました。
それでは以上をもちまして、令和7年度 第3回 高槻市自動車運送事業審議会を閉会としたいと思います。
皆様ありがとうございました。
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