更新日 2024.11.01
令和6年7月1日から8月31日まで、市営バスがこれまでに取り組んできた事業や市営バスのご利用に関すること等について「市営バス利用者アンケート調査」を実施したところ、WEB(約1,700件)及びアンケート用紙(約700件)、合わせて約2,400件のご回答をいただきました。ご協力ありがとうございました。今回頂いたご意見につきましては、今後のサービス向上及び令和7年度に改定を予定している高槻市営バス経営戦略の参考とさせて頂きます。今後とも市営バスをよろしくお願いいたします。
集計結果
- < 性別 >
- < 年齢 >
- < 市営バス事業に望むもの >
- < 市営バスの満足度 >
※全設問の集計結果は添付のPDFをご参照ください。
市営バス利用者アンケート調査(令和6年度)集計結果[PDF:831KB]
市営バス利用者アンケート調査(令和6年度)主なその他意見及び件数[PDF:337KB]
主なその他ご意見
皆様から多くのご意見を頂きましたが、その中で特に多かったものに対する交通部の基本的な考えを掲載いたします。
1 市営バス事業のあり方
ご意見
- 公営バス事業を維持してほしい
基本的な考え
- 昨今、地域公共交通の確保が深刻な社会問題となっており、路線バスの減便のみならず廃止に至るケースも報告されています。
- このような中、本市におきましては、市営バスが市民の移動手段確保において重要な役割を担っていると認識しており、独立採算による健全な公営企業経営の維持を原則としながら、市営バスサービスの向上に努めてまいります。
2 高齢者福祉乗車制度の見直し
ご意見
- 高齢者福祉乗車制度を有料化した方がよい
- 引き続き、無料制度を維持してほしい
基本的な考え
- 「福祉部局」が所管する市営バス高齢者福祉乗車制度は、市及び市営バスの財政状況を鑑み、令和3年度に対象年齢を70歳から75歳に引き上げ、同制度の維持に努めているところです。
- 直接的な相関関係は不明ですが、高齢者福祉乗車制度が外出機会増加による健康寿命の向上に一定繋がっていると認識しており、今後も引き続き、同制度を運用していく方針となっています。
3 運賃値上げ
ご意見
- 市営バス事業を維持するためには運賃値上げもやむを得ない
- 運賃を値上げしてでもダイヤを増便してほしい
基本的な考え
- 全国的に、路線バス利用者の減少や諸物価及び人件費の高騰等の影響で、運賃を値上げする事例が増えている状況です。
- しかし、公共インフラである市営バスの運賃値上げは市民生活に与える影響が大きいことから、市の財政状況等も含め、様々な観点から慎重に検討する必要があると認識しております。
4 ダイヤの増便
ご意見
- 始発や終発時間の拡充及びダイヤの増便
基本的な考え
- 市営バスでは、コロナ禍における利用者の減少及び「2024年問題」に伴う乗務員不足等を踏まえ、やむを得ず、ご利用状況に基づく始発便の繰下げや終発便の繰上げ等を行いました。
5 奈佐原線、萩谷線、阿武山・塚原線のJR高槻駅直通系統
ご意見
- 「奈佐原線、萩谷線、阿武山・塚原線」のJR高槻駅直通系統の復活
基本的な考え
- 路線バスの基本的な役割が郊外の住宅地等から最寄りの鉄道駅への輸送であることを踏まえ、「奈佐原線、萩谷線、阿武山・塚原線」をJR摂津富田駅止めとして運送効率を向上させることで、乗務員不足の影響を最小限としていますので、ご理解をお願いいたします。
6 バス停施設に対する要望
ご意見
- もっと多くのバス停に屋根やベンチを設置してほしい
基本的な考え
- 市営バスでは、利用者数等の設置基準を設定して計画的にバス停の屋根及びベンチを設置しています。
- 基本的に、駅に向かうバス停(復路)では待ち時間が発生し、反対のバス停(往路)では降車のみとなることから、駅に向かうバス停を優先して屋根等を設置しています。
- 道路の条件(歩道幅員等)から法的に設置できないバス停も多数あるため、今後も可能な範囲で設置を検討するとともに、既存施設の更新にも取り組んでまいります。
7 乗務員の運転及び接遇について
ご意見
- 運転士ごとに運転技術や接客態度に差がある
- マナーの悪い乗客をもっと注意してほしい
基本的な考え
- 市営バスでは、安全運転及び接遇の両面で計画的かつ継続的に乗務員研修を実施しており、今後も引き続き、乗務員の質向上に努めてまいります。
- 車内での迷惑行為等に関しては乗務員による注意を実施しておりますが、運転席にいる乗務員が車内状況をすべて把握することは困難なため、車内迷惑行為に遭われたり目撃された場合やご質問等がありましたら、遠慮なく乗務員までお声掛けください。
8 お客様同士の乗車マナー
ご意見
- 会話がうるさい
- 座席の譲り合い
基本的な考え
- 公共交通機関の乗車マナーについては、事業者としての啓発や乗務員による注意喚起を行っているものの、最終的にはお客様同士の「譲り合いの気持ち」によるものと考えます。
- それぞれのお客様自身が「譲り合い」の気持ちを持って、快適に市営バスをご利用いただきますよう、ご協力をお願いいたします。
9 バスの遅延
ご意見
- いつもバスが遅れている
基本的な考え
- 路線バスのダイヤは、法令上、定刻よりも早く出発しないことが義務付けられています(早発の禁止)。
- 余裕を持った所要時間でダイヤを設定すると、道路が空いていた場合、各バス停で待ち時間が発生し、道路の渋滞等を招く恐れがあるということになります。
- そのため、市営バスをご利用の際には、時間に余裕をもって行動していただきますよう、ご協力をお願いいたします。
10 クレジットカード等のキャッシュレス決済
ご意見
- 定期券購入時等にクレジットカード等が利用できるようにしてほしい
今後の方針
- 今年度(令和6年度)中に、定期券販売窓口(案内所・営業所)にキャッシュレス決済を導入する予定となっています。
お問い合わせ
高槻市 交通部 総務企画課
住所:〒569-0823 大阪府高槻市芝生町四丁目3-1
TEL:072-677-3507
FAX:072-677-3516
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