令和元年度決算の概況

更新日 2020.10.06

令和元年度の主な事業

  • 平成31年4月1日のダイヤ改正において、市営バス24路線のうち、昭和36年5月より運行してきました昭和台線を休止し、新たに富田芝生線の運行を開始するとともに、14路線でダイヤの見直しを行いました。今回のダイヤ改正では、交通環境の整備による道路状況の変化に対応するため、路線の新設及び停留所間の運行時分を微調整することで、利用者の利便性向上と定時制確保のダイヤ編成に努めました。
  • 平成30年9月の台風第21号で損壊したバス停上屋6箇所において上屋設置工事を行いました。また、交通部芝生営業所東側ブロック塀の撤去及びフェンス新設工事などを行いました。
  • 高槻市内の小学校を対象に計15回の車庫見学を受け入れ、バスの安全な乗り方の説明や、利用促進を図りました。
  • 中学生以上の旅客1名につき同伴の小学生5名までの運賃を無料とする「市バスでぶらりキャンペーン」を、7月20日から8月25日まで実施し、市営バスの利用促進を図りました。
  • 市民や市内大学の学生を対象に、バスの利用方法や公営バス事業に関する出前講座を実施しました。
  • 子育て環境の充実に寄与するため、妊婦とその同伴者の運賃を1乗車につき全線100円とする特別運賃制度(こうのとりパス)を実施しました。
  • 市営バス開業65周年記念事業として「こども絵画ギャラリーバス」を実施し、幼児・児童らが描いた絵画をバスの車体にラッピング及び車内に展示することで、バスを身近に感じていただきました。
  • お客様へ安全性・快適性を提供するため、JR高槻駅北上屋の清掃及びLED照明化とJR富田駅1番2番乗場の時刻表改良及び照明のLED化等を実施しました。また、パンチングベンチを購入し、14箇所の停留所に設置するなど停留所施設の整備に努めました。
  • 高槻市交通指導員協議会等が小学校で開催する「親と子の交通安全教室」に参加し、バスと歩行者との事故防止に向けての啓発に努めました。
  • 毎月特定の週を安全週間と設定し、点呼時に乗務員の安全意識の徹底を図ったほか、特定の日に管理職が乗務員休憩所や主要バスターミナルにおいて、事故防止についての注意喚起や啓発を行いました。また、運輸安全マネジメントに基づいた乗務員教育研修を行いました。

 

自動車運送事業審議会

現行の市営バス経営計画の計画期間が令和2年度までとなっていることを踏まえ、今後10年間の市営バス事業経営の方向性を定める次期経営戦略の策定にあたり、令和元年度は、学識経験者や市内関係団体、公募市民等で構成された自動車運送事業審議会を計8回開催しました。

本審議会では、乗車券のIC化によって得られた乗降データの分析結果等に基づき、高齢福祉パスなどの公共負担のあり方や今後の市営バス事業経営について、不採算路線の見直しと新たな需要に伴う路線再編等について審議され、それらの方向性をまとめた答申をいただきました。

令和2年度はこの答申書に基づき、次期経営戦略を策定します。

経営状況

令和元年度の収支については、収入総額は33億9,357万9,217円、支出総額は34億7,470万9,803円で、当年度純損失は8,113万586円となりました。  

赤字の要因については、主に新型コロナウイルス感染拡大防止に伴う乗降客の減少に起因した運送収益の減少によるものです。

この結果、前年度からの繰越利益剰余金31億9,688万7,579円と合わせて、31億1,575万6,993円が当年度末の未処分利益剰余金となりました。

また、当年度末における正味運転資本は、前年度末より6億4,131万61円増加して48億4,663万8,902円となりました。なお、退職給付引当金10億7,961万3,652円を差し引くと正味運転資本は、37億6,702万5,250円となっております。

業務量については乗合、貸切を合計した総走行キロ数は、537万2,190.1Kmとなり、輸送人員は、1,984万9,773人となりました。

 

令和元年度決算概況[PDF:197KB]

お問い合わせ

高槻市 交通部 総務企画課
住所:〒569-0823 大阪府高槻市芝生町四丁目3-1
TEL:072-677-3505
FAX:072-677-3516

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