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バス運転士の
お仕事紹介

皆さんはバス運転士の仕事が
どんなものかご存じでしょうか。
ここでは、バス運転士がどのように
働いているのかを紹介します。

バス運転士の仕事に
ついて

バスの運転業務に加え、運賃収受、接客、乗客介助(車いすやベビーカー等)などをしていただきます。その中でも一番大切なことは、お客様を目的地まで安全に送り届けることです。 運転業務と接客に専念いただくので、バス運転業務に関すること以外の仕事(草むしりやバス停管理の手伝い等)はありません。また、事故やトラブルの際には、警察など関係機関との連絡は基本的に運行管理者が行いますので、運転士はお客様やお相手との対応に専念いただけます。

服装について

制服を無償で貸与しています。春から秋の間は、その日の気候に合わせて制服(半袖シャツ・長袖シャツ・ジャケット)をご自分でお選びいただけます。また、暑さや締め付け対策として帽子の着用を取りやめ、日差しがまぶしい時や既往症がある場合にはサングラスの着用を認めるなど、運転に集中できるよう柔軟な対応を実施しています。

勤務体系について

勤務時間は毎日変わり、5時20分から24時の間で完全シフト制となっています。 バスのダイヤを1人の運転士が運転できるように組み合わせたものを「仕業(しぎょう)」と言い、1つの仕業は9時間以内の拘束時間を基本としています。乗務の内容を示した運行指示書のことを仕業表と呼び、仕業表に書かれている時間と行先に合わせてバスを運転してもらいます。

仕業の種類について

A仕業

午前に出勤し、昼間に乗務する仕業です。主に朝のラッシュ時間と昼間に乗務してもらいます。(例:6時4分出勤~15時1分退勤)

B仕業

午後に出勤し、夜間まで乗務する仕業です。主に夕方のラッシュ時間と夜間に乗務してもらいます。(例:14時23分出勤~23時7分退勤)

C仕業

朝と夕方のラッシュ時間に乗務し、昼間は勤務を解かれる仕業です。朝夕のラッシュ時間帯に便数が多くなるバスの仕事では欠かせない勤務で、1日に2回出勤してもらうことから、中休手当が付きます。(例:6時3分出勤~9時58分退勤+16時20分出勤~20時22分退勤)

基本的な仕業のつくり

勤務時間中は常にバスを運転しているわけではありません。点検や準備時間、始発地(終点)での調整時間、給油時間などハンドルを握らない時間もたくさんあります。 仕業の内容としては、出勤、点検、約3時間乗務、1時間休憩、約3時間乗務、給油、点検、退勤という流れが基本となっています。

ABC仕業における平日1仕業当たりの勤務内容

平均拘束時間8時間32分
平均実働時間
(拘束時間-休憩時間)
7時間30分
平均ハンドル時間
(運転時間)
5時間31分
平均走行距離約75km

勤務の流れ

勤務する仕業の流れは不規則ですので、勤務予定表で確認します。勤務予定表は1か月前までに1か月単位で個人に渡されます。土日祝日や年末年始についても勤務が割り当てられれば勤務日となります。なお、退勤から翌日の出勤までは9時間以上空けることになっています。

公休日について

入部当初は4勤3休ですが、年数を重ね試験に合格すれば4週7休となります。公休日は連休で規則的に割り当てられますので、予定表をもらっていない月の公休日も分かり、旅行などプライベートの予定も計画的に立てられます。

A仕業 C仕業 B仕業 公休 公休 公休 B仕業
B仕業 C仕業 A仕業 公休 公休 公休 A仕業
A仕業 C仕業 B仕業 公休 公休 公休 公休
B仕業 C仕業 A仕業 A仕業 公休 公休 公休
A仕業 A仕業 B仕業 B仕業 公休 公休 公休

仕業の記載は一例です

泊まり勤務について

泊まり勤務はありませんので、毎日家に帰ることができます。

時間外勤務や休日出勤について

A仕業の後にC仕業の後半部分を勤務してもらうなどの時間外勤務や、休日出勤をお願いする場合がありますが、時間外勤務や休日出勤は断ることも可能で、無理のないように営業所で調整をしています。なお、最長7連勤までとなっており、週に1日は必ず休んでいただきます。

令和6年11月実績

平均時間外勤務時間
(休日出勤を除く、会計年度任用職員に限る)
32時間
平均休日出勤日数(会計年度任用職員に限る)6日

バス運転士の一日

ここでは、バス運転士のとある一日を、A仕業を例に挙げ具体的に見ていきます。

5時40分出勤

公共交通が動いていない時間に出退勤することが多いため、車やバイク、自転車、徒歩などで出勤します。

車で出勤している様子の写真
5時50分点呼

免許証の確認やアルコール検査のあと点呼を行い、工事箇所やイベント情報など当日の注意ポイントについて運行管理者から指示を受けます。

アルコール検査をしている写真
6時00分点検

金庫をバスにセットし、車体の傷、タイヤの空気圧、ナットのゆるみ、オイルの量、ベルトのたるみ、灯火類の点灯、シートの汚れなどを点検します。安全に運行するためには、運転士による日々の点検が非常に重要です。

タイヤを叩いて空気圧やナットのゆるみを確認している写真
6時20分1回目の乗務

車庫を出庫し、お客様を目的地まで送り届けます。
安全に運転するのはもちろんのこと、様々なお客様が利用されるので細やかな配慮や丁寧な接客も必要になります。

バスを運転している写真
10時00分休憩

休憩所や営業所で食事休憩です。仲間と談笑したり、横になって体を休めたり、2回目の乗務に備えてリフレッシュします。

談笑している様子の写真
11時10分2回目の乗務

お客様から「ありがとう」「気を付けてね」などと声をかけられることも多く、お客様との距離が近いのもこの仕事ならでは。お客様との日々の触れ合いもやりがいの一つです。

お客様に笑顔で対応している運転士の写真
14時20分入庫・給油

仕業表に書いてあるすべての便を運行し終えると営業所に戻り、給油、清掃、点検を行います。

給油中の写真
14時30分点呼

アルコール検査のあと点呼を行います。
乗務中に起きたことや道路状況等を報告し、翌日の勤務を確認します。

点呼をおこなっている写真
14時40分退勤

今日も無事に仕事を終え、家に帰ります。
プライベートな時間を過ごし、次の勤務に備えて英気を養います。

車に乗り込もうとしている様子の写真