平成30年度決算の概況

更新日 2019.09.25

平成30年度の主な事業

  • 平成30年4月1日付けでダイヤ改正を行い、利用者の利便性の向上と定時性の確保に主眼を置いたダイヤ編成に努めました。あわせて同日よりICカード2タッチの乗降方式に変更いたしました。これに伴い、お客様の利用実態データの解析を行い、より良いダイヤ編成及び路線の再編に取り組みました。
  • 大型ノンステップバス4両の更新を行い、バリアフリー化への対応として、車椅子用の反転式スロープ板付きにするとともに、環境に配慮したアイドリングストップ機能付きとしたほか、フルカラーのLED行先表示器を装備しました。また、寺谷町滞留所や道鵜町回転場の舗装工事などを行いました。
  • 利用者の利便性向上及び利用実態データの把握による効率性の向上を図るため、乗車券のICカード化に向けたシステム開発及び関連機器の更新を行ったほか、平成30年4月より、高齢者及び障がい者福祉乗車証を順次、ICカードに更新しました。
  • 高槻市の小学校6校の車庫見学を受け入れ、バスの安全な乗り方の説明や、利用促進を促しました。
  • 中学生以上の旅客1名につき同伴の小学生5名までの運賃を無料とする「市バスでぶらりキャンペーン」を、7月21日から8月26日まで実施し、市営バスの利用促進を図るとともに、子育て世帯への支援、交流人口増加による市内のにぎわい創出などに努めました。
  • 市民や市内大学の学生を対象に、バスの利用方法や公営バス事業に関する出前講座を実施しました。
  • 子育て環境の充実に寄与するため、妊婦とその同伴者の運賃を1乗車につき全線100円とする特別運賃制度(こうのとりパス)を10月1日から関西圏では初めてとなる取組として運用を開始しました。
  • 既設バス停留所標識柱の老朽化に伴い、市営バスに親しみをもってもらうとともに、イメージアップを図るため、路線ごとに統一のとれたデザインに更新しました。また、お客様に安全かつ快適にバスを利用していただくため、ベンチの設置や交換等をはじめ、バス停留所の簡易照明の設置や更新、横断防止柵の改良などを行い、停留所施設の整備に努めました。
  • 高槻市交通指導員協議会等が小学校で開催する「親と子の交通安全教室」に参加し、バスと歩行者との事故防止に向けての啓発に努めました。
  • 安全性・利便性の周知や利用促進を図るため、ベビーカーを利用する子育て世代を対象に、「親と子のベビーカーを利用したバスの乗り方教室」を開催しました。
  • 毎月特定の週を安全週間と設定し、点呼時に乗務員の安全意識の徹底を図ったほか、特定の日に管理職が乗務員休憩所や主要バスターミナルにおいて、事故防止についての注意喚起や啓発を行いました。

経営状況

平成30年度の収支については、収入総額は34億2,499万6,139円、支出総額は34億4,068万3,964円で、当年度純損失は 1,568万7,825円となりました。

赤字の要因については、定期券収益のうち、3ヶ月定期券の収益計上時期の変更や市営バス専用IC乗車券(Tsukica)導入に伴う収益計上方法の変更など会計処理の変更に伴うもののほか、自然災害による減収や被害を受けた施設の処分に伴う費用増加、原油価格の高騰に伴う軽油費の大幅な増加などによるものです。

この結果、前年度からの繰越利益剰余金32億1,257万5,404円と合わせて、31億9,688万7,579円が当年度末の未処分利益剰余金となりました。

また、当年度末における正味運転資本は、前年度末より3億6,120万9,637円減少して42億532万8,873円となりました。なお、退職給付引当金11億505万4,448円を差し引くと正味運転資本は、31億27万4,425円となっております。

業務量については乗合、貸切を合計した総走行キロ数は、537万7578.1Kmとなり、輸送人員は、2,045万6,995人となりました。

平成30年度決算概況[PDF:644KB]

お問い合わせ

高槻市 交通部 総務企画課
住所:〒569-0823 大阪府高槻市芝生町四丁目3-1
TEL:072-677-3505
FAX:072-677-3516

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